ローマ旅行記 第3日目 (フィレンツェ日帰り)

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ローマ旅行の第3日目は、ローマから特急で1時間半の距離にあるフィレンツェに日帰り旅行してきました。

これまではローマの中央駅であるテルミニ駅からイタリア鉄道、トレニタリアがフィレンツェ行きを運行していましたが、それに加えて2012年からは別の鉄道会社NTVが.italoという高速列車の運行を開始しました。.italoのフィレンツェ行きは、ローマのティブルティーナ (Tiburtina) 駅またはオスティエンセ駅 (Ostiense) から発車します。私たちは.italoのWebサイトで前売り券を予約したのですが、一等車の値段はトレニタリアの二等車の値段よりも安くて得をしました。当日券を買うよりも1~2週間前に前売り券を買った方がかなり格安な割引チケットを入手できるのでお勧めです。オンラインで予約すると、確認の電子メールが送られてきます。これを印刷してそのまま列車に乗ればいいのです。メールには車内で身分証明書を見せるようにと書かれていますが、メールのプリントアウトだけ見せれば大丈夫だったので、パスポートはホテルの金庫に置いて出かけた方がいいと思います。.italoの一等車と二等車の違いですが、一等車は片側の座席が1つ、反対側が2つなのでゆったりしているのに対して、二等車は両側に2つずつ座席があります。また一等車では飛行機のように飲み物サービスがありました。列車はとてもきれいで快適で、携帯電話用ポートや無料のWiFiなども用意されていました。実は私たちはこの日の朝、時差ぼけで寝坊してしまい、予約した電車の時間に遅れるという間抜けなことをやらかしてしまったのですが、駅の係員の女性がとても親切に対応してくださり、追加料金で行きの予約時間を変更してくれました。

注意: .italoの列車がローマのティブルティーナ駅から出発する場合、この駅はメトロのBラインにあります。この駅に行くためにテルミニ駅で乗り換えるときは十分注意してください。Bラインには、レビッビア (Rebibbia) 駅が終点のBラインのほか、ジョニオ (Jonio) 駅が終点のB1ラインの2つがあり、それぞれホームが異なります。ホームがレビッビア行きのBラインであることを確認してから電車に乗ってください。私たちはこれに気づかずに間違った電車に乗ってしまい、さらに時間をロスしてしまいました。またティブルティーナ駅はかなり大きく、メトロを降りてから.italoのホームまでかなり歩くので時間に余裕を持って出発してください。

私たちが乗った.italoの列車はかっこいい赤い列車でした (以下右)。

.iItalo 特急列車

フィレンツェは、ルネサンス発祥の地として14世紀の初めから学問、芸術、文化の革新活動の中心となってきた町です。また、中世ヨーロッパの商業・金融取引の中心としても栄えてきました。この町はルネサンスの期間中、莫大な権力を握っていたメディチ家によって支配され、メディチ家はこの町の芸術や政治の発展に多大な貢献をしてきました。

私たちが最初に訪れた場所はウッフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi) です。この美術館には、ボッティチェッリ、カラヴァッジョ、ジョット、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエッロをはじめとする著名なイタリア人芸術家による名作が展示されているので、必須の訪問地です。この美術館に展示されているボッティチェッリ作の「ヴィーナス誕生」の絵をどこかで目にされたことがある方はおそらく多いと思います (以下の絵)。多数のイタリアの名作を1か所で鑑賞できたことは、この上ない喜びでした。この美術館を個人で訪問される場合には、長い行列を避けるために時間指定のオンライン予約をすることをお勧めします。

ウッフィッィ美術館 - 「ヴィーナス誕生」ボッティチェッリ

ウッフィッィ美術館 – 「ヴィーナス誕生」ボッティチェッリ作

この美術館のすぐ近くにあるヴェッキオ橋はフィレンツェ最古の橋で、別の橋が1218年に架けられるまでは唯一の橋でした (以下の写真)。また、第二次世界大戦中にドイツ軍の爆撃を免れた唯一の橋でもあります。13世紀以降はこの橋の上に商店が並ぶようになり、15世紀には肉屋が多く存在しましたが、これらは16世紀の終わりになると貴金属店や宝石店に取って代わられ、今日に至っています。

ヴェッキオ橋

ヴェッキオ橋

次に訪れたのは洗礼堂 (Battistero San di Giovanni) です (以下の写真)。この8角形の形をしたフィレンツェ・ルネサンス様式の建物は最古の洗礼堂の1つで、 1059~1128年の期間に建設されました。外部には3つの銅製のドアがあり、美しいレリーフ装飾が施されています。素晴らしい芸術作品であるこれらのドアは、ミケランジェロにより「天国の門」と呼ばれるようになりました。

洗礼堂

洗礼堂

洗礼堂内部の天井は美しい金色のモザイクで覆われています (以下の写真)。

洗礼堂の天井モザイク

洗礼堂の天井モザイク

洗礼堂の隣には、ジョットの鐘楼 (Campanile di Giotto) があります。このフィレンツェ・ゴシック様式の建物は、洗礼堂と同じくフィレンツェ大聖堂の一部で、ジョットによって設計され、1359年に完成しました (以下の写真)。高さは85メートルあり、463段の階段を上まで登ることができます。

ジョットの鐘楼

ドゥオーモ (左) とジョットの鐘楼 (右)

この鐘楼を一番上まで登るのは体力にある程度自信がある方でないとお勧めできませんが、頑張って登ったときには赤い屋根で有名なフィレンツェの美しい町並みのパノラマビューを楽しむことができます。ただ、閉所恐怖症の方は注意してください。長い階段は上から降りてくる人と登る人が同時に通り過ぎるのが難しいほど狭く、石の壁や低い天井で囲まれているのでかなり圧迫感があります。ただし、上まで登らなくても途中の階で眺めを楽しんで引き返すことは可能です。私の夫でさえも途中で降りてしまったので私は一人で頑張って一番上まで登り、下の写真を撮りました。

ジョットの鐘楼から見たフィレンツェの町並み

ジョットの鐘楼から見たフィレンツェの町並み

フィレンツェ大聖堂の残りの部分が、サンタ・マリア・デル・フィオーレ (花の聖母教会) とも呼ばれるドゥオーモ (Duomo) です (以下の写真)。このゴシック様式のフィレンツェの主要教会は1296年に建設が開始され、1436年に完成しました。これは世界最大の煉瓦造りの建物です。残念ながら私たちが訪れた日はドゥオーモはクローズしていたので中には入れませんでしたが、開いていたら必ず中に入って素晴らしい内装や多くの芸術作品を鑑賞してください。

ドゥオーモ

ドゥオーモ

次に訪れたのは、サンタ・クローチェ教会です。この世界最大のフランチェスコ派の教会は1385年に完成しましたが、ファザードと呼ばれる教会の正面部分は19世紀半ばに再建されたものです (以下の写真)。

サンタ・クローチェ教会

サンタ・クローチェ教会

内部には長さ115メートルの巨大な空間があり、3廊式で、8角形のいくつもの柱で区切られています (以下の写真)。

サンタ・クローチェ教会内部

サンタ・クローチェ教会内部

この教会には16の礼拝堂、著名な芸術家による多数の芸術作品、町の有力者や著名な文化人の墓 (ダンテ、ガリレオ、ロッシーニ、マキャベッリ、ミケランジェロなどの墓 (以下の写真)) が建物の内部に含まれています。米国では教会の建物内部の壁や床にお墓があるというのは考えられなかったのでちょっとびっくりしました。床にあるお墓は人々がその上を歩き回っていたのですが、お墓を足で踏むのはなんだか死者への冒涜であるような気がして私たちは避けて歩きました。

サンタ・クローチェ教会内のミケランジェロの墓

サンタ・クローチェ教会内のミケランジェロの墓

次にメディチ家の礼拝堂 (Cappelle Medicee) を見学したかったのですが、私たちが行ったときにはすでにクローズしていたので、最後の目的地であるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へと進みました。このドミニコ会の教会は1246年に建設が開始され、1360年に完成しました。この教会も内部はとても広く、長さが100メートルあり、多くの著名な芸術家による芸術作品が収められています。この教会は、修道層たちが始めた世界最古の薬局の1つでも有名です。

ここはおそらく私が世界中で一番好きな教会です。その理由は主に2つあるのですが、その1つはとにかく美しいステンドグラスです (以下の写真)。あまりに美しいので長いこと座ってその美しさを眺めていても全然飽きません。もう1つの理由は、教会の敷地内で感じる高い波動です。この場所はスピリチュアル性と平穏さを持つ神聖な空気に包まれており、そこにいると完全なる平和、安らかさ、至福感を味わうことができます。ひそかに心に決めたのですが、お金を貯めて、教会の薬局で今日も販売されている「サンタ・マリア・ノヴェッラ」というオーデコロンをいつか買って高い波動の香りを楽しんでみることにしました。この香りは後にフランス王妃となったカテリーナ・デ・メディチのために調合されて彼女に愛され、フランスの宮廷貴族の間で人気を博したものです。長い歴史を誇るコロンやポプリ、化粧品などを購入したい方は、教会のすぐ側にあるサンタ・マリア薬局を訪れてみてください。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会内部

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会内部

フィレンツェではレストランできちんとしたランチや夕食を食べる時間の余裕がなかったので、今日は残念ながらレストランの写真はありません。ですが駅の構内のベーカリー兼カフェでボンボローニという小ぶりのドーナツを買ってみました。以下の写真はそこで買ったものではありませんが、このようなものです。中身はクリーム、カスタード、チョコレートの3種類があって、しっとり、ふわふわでとってもおいしかったです。夫も大絶賛していてこれらないくらでも食べられると言っていました。

リーニ (イタリアのドーナッツ)

フィレンツェにはこのほかにも訪問の価値が大いにある教会や美術館がたくさんあります。私たちはアカデミア美術館 (Galleria dell’Accadamia) でミケランジェロの「ダヴィデ」の像を見ることも逃してしまいました。私が母と前回フィレンツェに行ったときには1時間以上列に並んでこの像を見たのですが、正直言って教会の方が満足したのと、今回は雨の中を長時間待つほどの興味が夫になかったのでパスしました。私は今回もサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に行かれただけで大満足です。



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