五島市にある「さんさん富江キャンプ村」は、多動傾向が強い発達障害児でも安全に遊べる場所です。
重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症の5歳児を連れて、さんさん富江キャンプで遊んだ体験談をお届けします。
発達障害児と一緒でも外で思いっきり遊べる場所を探している方へ、参考になれば幸いです。
さんさん富江キャンプの駐車場はどこがおすすめ?
画像引用元:さんさん富江キャンプ村HP
さんさん富江キャンプには数か所駐車場がありますが、発達障害児を連れて行くときにおすすめなのは、上の画像の一番右側にある駐車場です。
とても広くて、普通車なら20~30台ほど停められるのですが、ここに停める人はそれほど多くないのでいつもガラガラなんです!
キャンプ場や公園まで少し歩きますが、
- 車が少ない
- 人が少ない
- 広くて見通しが聞く
という理由から多動児を連れて行くときは、あえてこの駐車場に停めます。
うちの子は車を降りると、私の手を振り切って猛ダッシュしてしまうのですが、ここなら安心して走る子どもをゆっくり追いかけることができます。
さんさん富江キャンプ村で発達障害児が安全に遊べる場所は?
多動傾向の強い自閉スペクトラム症の5歳児が、さんさん富江キャンプ村のどこでどんなふうに遊んでいるかをご紹介しますね。
駐車場からキャンプ場までの通路
ここは、一般的には遊ぶ場所ではないのですが、うちの子はとても気に入っている場所の一つです。
自閉症の子はゆらゆらと揺れる物が好きな子が多く、わが子もその一人なんですが、道の脇にある木の葉っぱが風に揺られる様子を見るのがとても好きなんです。
なので、この道を歩きながら木の葉を見ているだけでも十分楽しめるし、とても追いついて穏やかに過ごすことができます。
駐車場のすぐ近くではありますが、車が少ない場所なので走り回っても危険を感じたことはありません。
ディスクゴルフ場そばの通路
ここは車が通れない人専用の狭い道なので、先ほどの場所より安全です。
駐車場からキャンプ場の受付へ向かう途中にあるディスクゴルフ場そばの通路で、ここにも木がたくさん植えてあるので、息子はゆらゆらと揺れる葉っぱを見ながらリラックスしています。
休日に行っても人が少なく、猫くらいしか通らないことが多いので、こんな風に座り込んでも人の迷惑になるということはまずありません。
天気が良い日は向こう側に青い空と海が見えるので、景色を眺めているだけでも非常に癒されます。
車が停まっていないときのキャンプ場
こちらはテントを持ち込んで利用できるキャンプ場です。
たまに車ごと乗りこんで来る人もいて、その場合は危ないので避けたほうが良いですが、車がないときは多動児でも安全に遊ぶことができます。
何もないだだっ広い広場になっているので、子どもが思いっきり走っても目が行き届きやすいですね。
うちの息子はやっぱりこのように、揺れる木の葉を見ていることが多いですが、とても楽しそうに過ごしています。
さんさん富江キャンプ村の遊具
キャンプ場の奥に遊具があります。
種類は
- 滑り台付きの木製アスレチック
- ターザンロープ
- バネのついた乗り物遊具
くらいで多くはないのですが、一つ一つの遊具の感覚が広いので、多動児でも他の人にぶつかったりすることなく安全に遊べています。
ただ、木製のアスレチックがかなり古くなっていて、一部板がはがれていたりグラグラするところもあるので、体幹がしっかりしていない子や運動が苦手な子が遊ぶ場合は、絶対に目が離せないと感じました。
うちの息子は高いところによじ登るのが好きなのですが、意外と慎重なのでママ一人でも何とかついて行けますが、動きが激しい子だと危険なので大人が2人以上付くか、遊具では遊ばせないように他の場所へ誘導するのが良いと思います。
さんさん富江キャンプ村は多動児でも安全?発達障害児を連れて行った体験談!のまとめ
5歳の自閉症で多動傾向が強い子どもを、さんさん富江キャンプ村へ連れて行った時の体験談をお伝えしました。
休日に行っても人や車が少なく、空間が広くて目が行き届きやすいので、わりと安全に遊ぶことができます。
自閉症の子どもを遊ばせる場所で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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